「売れるもの」ではなく、「売りたいもの」を届ける。
2026.02.02 / OTHERS
トレンドも競合も関係ない。「売れそうだから」ではなく、「売りたい」と思えるものを選びたい。商品の背後にある人の思いまで届けたい。
Dice&Diceがいま、どのような場所であろうとしているのか、日々の現場に立つスタッフの言葉も交えて、ここで伝えさせてください。

「流行っているから」という理由で商品を選ばない
私は19歳の時にアルバイトとしてDice&Diceに入り、27年この店に関わってきました。 販売、検品、グラフィック制作、営業、バイヤーと、さまざまな役割を経て、現在はディレクターとしてDice&Dice全体の運営に携わっています。1989年の創業当初から、このお店には「流行っているから、売れそうだからという理由で商品を選ばない」という理念がありました。先代から教わってきたのは、商品の本質に自信を持てるものだけを提案するということです。

Dice&Diceの特徴は、店舗とECの両方をスタッフ自身がチームワークで運営していることです。モデル撮影から商品発送、SNSでの発信まで、すべてチームで担っています。 入社15年目にしてオリジナルブランドのデザインディレクションを任せている藤さん、12年目にしてショップマネージャーとバイヤーとして飛び回る辛島さん、頼れるベテランを軸に、メンバーそれぞれが接客以外の担当業務を持ち、運営しています。
10時に出社して、12時まではオンラインストアの撮影や発送業務。そこから13時〜18時まで店舗をオープン(週末は19時まで)しています。通常のセレクトショップより営業時間は短いですが、自信を持って提案すれば、お客様は必ず来てくださると思っています。
店頭だけでなく、トークショーやインタビューを通じて、ブランドやデザイナーの背景を伝えることにも力を入れています。2階の壁には、来店したデザイナーやアーティストのサインがびっしりと並んでいます。洋服を基盤にしながらも、その伝えることにも力を入れています。洋服を基盤にしながらも、その伝え方を工夫し、デザイナーが在店するPOP-UPも頻繁に開催しています。お客様がデザイナーと直接会い、直接会話出来る機会をつくる。ブランドとは違う角度で発信することで、われわれが存在する意味が生まれると思っています。
もちろんお客様に楽しんでいただく事が一番ですが、ブランドの方々にも楽しんでいただくことも同様に重要だと考えています。ブランドと消費者、どちらにとってもなくてはならない存在でありたい。そう願っています。
熱量が届いた瞬間
「お客さんとして来店している時は、洋服のことはもちろん、それ以外のさまざまなことを教えてもらいました。就職活動をしていく中で、自分が本当にやりたいことはここで働くことなんじゃないかと思う様になりました。はじめは飲食業との二足の草鞋でアルバイトからのスタートでしたが、現在では正社員として複数のブランドを担当しています」—— 岡本

大切にしているのは、「服ではなく、文化を売る」という言葉
「誰から聞いたのか、もしくは何かの記事で読んだのか定かではないのですが、この店を象徴する言葉だと感じました。単に商品を説明するのではなく、その背景にあるストーリーや世界観まで含めて伝える。そこに、自分がこの仕事で一番やりがいを感じる部分があります」—— 岡本
印象に残っている初担当ブランド
「ブランドの方の接客が本当に素敵だったんです。それで、自分がその方になりきったかのような気持ちでお客様に伝えてみたら、すごく喜んでいただけて、Dice&Diceの中で沢山のお客様に求めて頂けるブランドに成長しました」—— 岡本
岡本さんの姿勢を見て、ブランド担当として任命
岡本さんは、服やモノに宿るストーリーを愛している人です。私たちには「得意なことは200点、苦手なことは平均点を目指そう」という先代からの教えがあります。岡本さんの「熱量を持って伝える」という部分こそが、彼の200点なのだと思います。
デザイナーから直接学ぶ機会
「どの方も非常に魅力的で、いつもとは違う視点で学ぶことが多いです。店単位でお客様とデザイナーが会える機会はなかなかないからこそ、その間に立って、しっかりと橋渡しをしていきたい。そしてモノの良さを自分の言葉で伝える。それが届いた時の喜びが、この仕事の原動力になっています」—— 岡本
外から見たお店、中から見える景色
松崎さんがDice&Diceに入社したのは、昨年の夏。きっかけは、スタッフからの紹介でした。
「友人に紹介され、実際に店舗に足を運んでみて、ただ服を売るだけではなく、ブランドの背景やストーリーを大切にしている空気に惹かれました。ここで働いてみたいと自然に思うようになりました」—— 松崎

「正直、外から見ていた時は少し緊張感があり、一人では入りにくいという印象でした。でも実際に働いてみると、人の温かさや距離感がとても心地よくて。スタッフ同士の空気感も柔らかく、居心地がいいです」—— 松崎
店舗とオンライン、すべてをチームで運営
「店舗スタッフとECスタッフが、ちゃんとチームとして動いている実感があります。『流行っているから置く』のではなく、『本当にいいと思っているものを置いている』ということが、働いていても感じられます」—— 松崎
印象に残っている先輩たちの接客
「お客様が言葉にしていない違和感や好みを、会話の中から自然に汲み取って提案している。そんな先輩の接客を見て売りたいものに対しての言語化がすごくて、プロだなと感じました」—— 松崎
松崎さんがもたらす良い影響
彼女は物腰が柔らかく、何事に対してもとにかく丁寧です。接客はもちろん、着用モデルから細やかな事務作業まで幅広くこなしてくれています。彼女がいてくれるだけで、自然と笑顔が生まれ、良いムードが漂う。店舗運営において、この「言葉にできない空気感」はとても素敵な才能です。
明確な目標
「商品の価値を自分の言葉でもっと説明できるようになりたい。『この人に相談したいな』と思ってもらえるスタッフになることが目標です」—— 松崎
Dice&Diceの新しい局面
現在の店舗は1階と2階で運営していますが、福岡のお客様に加え、現在は県外や海外からも多くのお客様にお越しいただいています。セレクトだけでなく、自社でのものづくりも始めたことで、規模も着実に拡大しています。

現在のビルだけでは、正直手狭になってきています。今後は福岡県内での2号店、3号店の出店も視野に入れており、Dice&Diceというカルチャーを、着実により広いステージへ広げていきたいと考えています。
Dice&Diceでは、ただの人員補充ではなく、チームをさらに強固にし、次の時代を一緒につくっていける人を探しています。 先ほども触れましたが、「得意なことは200点、苦手なことは平均点を目指そう」というのが、私たちの基本スタンスです。まずは一通りの業務をマスターした上で、自分の「得意」がどこにあるのかを見つけてほしいと思っています。
店頭に立ち、ブランドの背景を取材し、その魅力を言葉にし、お客様へ届ける。ECの画面越しに、誰かの暮らしに届くものを選ぶ。デザイナーとの関係を深め、新しいPOP-UPを企画する。 役割は一つではありません。けれど、どのスタッフにも共通しているのは、「この商品を伝えたい」という純粋な熱量です。
Dice&Diceは、福岡から文化を発信し続けてきました。そして今、その文化をさらに大きく育てていくための仲間を探しています。「売れるもの」ではなく「売りたいもの」を届ける。その姿勢に共感してくれる方と、一緒に働けたら嬉しいです。
もし興味を持っていただけたら、まずは一度お店に遊びに来てみてください。スタッフに声をかけてみてください。お店の空気を、実際に感じてもらえたらと思います。